ニュースリリース
国立研究開発法人国立成育医療研究センターとの共同研究契約締結のお知らせ
- 2021年9月9日
- プレスリリース
この度、国立研究開発法人国立成育医療研究センターと、小児がんサバイバーにおけるクローン性造血の評価 に係る共同研究契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。
近年、小児がんにおいて治療成績が向上する一方で、治療後の健康状態の評価が課題となっています。クローン性造血は、造血幹細胞が増殖する過程で遺伝子変異を伴う現象で、一般的に加齢に伴い増加することが知られていますが、放射線または化学療法への曝露など他の要因でも増加し、血液がんや心血管病など、さまざまな疾病の発症リスクを高めることが報告されています。
本共同研究は、小児がんサバイバーを対象に、523遺伝子の包括的ゲノムプロファイリングを行うTruSight Oncology 500(TSO500)ctDNAパネルによるリキッドバイオプシーの手法を用いて、血液中に存在する遺伝子変異を解析することにより、小児がんサバイバーにおけるクローン性造血をモニタリングし、健康状態の評価として利用することを検討する目的で行うものです。
(参考)オンコセラピー・サイエンス株式会社 IRニュース
(https://www.oncotherapy.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/210909_01.pdf)